ストレートの伸びが話題となり、春季キャンプの投球練習では多くの関係者が見物に来ていたドラ2ルーキー小野泰己。
開幕一軍は逃しましたがシーズン途中に昇格し、15試合に先発登板をしました。
2018年は、開幕からのローテーション定着が期待される選手です。
成績
登板 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 奪三振 | 奪三振率 |
15 | 78 2/3 | 4.35 | 2 | 7 | 0 | 0 | 63 | 7.21 |
2勝7敗も大器の片鱗
勝敗は2勝7敗。
これだけを見ると褒められたものではありませんが、援護に恵まれない試合が多く、5勝4敗くらいでもおかしくない内容でした。
特に楽天戦で、7回1失点で負け投手になったのはさすがにルーキーには気の毒。
評判の高いストレートは一軍の打者相手でも十分に通用しており、契約更改の会見では小野自身も「自分の球をしっかり投げることができればある程度は通用するのかな」とコメント。
プロ初登板で炎上、そして2度目の登板でも炎上をしましたが、それでも我慢強く起用を続けた金本監督の甲斐もあってある程度の自信が付いたのではないでしょうか。
2桁勝利・100イニング以上
小野の2018年の目標は2桁勝利・100イニング以上。
投球回数に関しては金本監督から「100イニングじゃなく規定投球回数で」とダメ出しがありましたが、この目標を達成してくれればチームにとって大きなプラスになります。
そのための課題となっているのが、コントロール。
今シーズンは、四球で不要なランナーを出す場面が多くありました。
ストレートをさらに活かすためにも、変化球の制球を磨いて欲しいと思います。
秋季キャンプでは古傷を傷めたようでヒヤリとしましたが、軽症だった様子。
そういった怪我との付き合い方も、これから学んでいってくれるでしょう。
福原から受け継いだ28番を、輝かせて欲しいと思います。