主軸としての活躍が期待された、新外国人エリック・キャンベル。
しかし結果を残すことができず、6月初旬に二軍落ち。
以降、一軍に戻ってくることはありませんでした。
成績
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
21 | .191 | 1 | 5 | 0 | .296 | .298 | .594 |
怪我で出遅れ・・・
まず今シーズンのキャンベルで誤算だったのは、怪我で出遅れたことでしょう。
新外国人は開幕スタメンをほぼ約束された存在だけに、それがフイになったことはキャンベルにとって痛手になりました。
それもあって一軍に上がってからもレギュラーとして固定はされず、打席数はわずか54に留まることに。
こうした新外国人の見切りの早さは、金本監督の特徴でもあります。
それが良い結果になるか悪い結果になるかはともかく、和田監督ならもうしばらくはスタメンで起用されていたでしょう。
望んでいるのは
金本監督の見切りが早かったのは、キャンベルが大砲ではなかったことも関係しているでしょう。
キャンベルは二軍でも74試合で4本塁打。
率は3割をマークしているものの、やはり物足りなさは残ります。
中距離のアベレージヒッターとしてはマートンという大成功例がありますが、金本監督のこれまでのコメントを見るに外国人に求めているのはホームラン。
このあたりは、現場とフロントが噛み合っていなかった部分もあるのではないでしょうか。
阪神がこのオフに獲得に動いており、すでに大筋合意したと言われているロザリオは間違いなく大砲です。
成功するかはまだわかりませんが、金本監督の希望通りの助っ人であることは確か。
4番に大砲がドッカリと座りその周りを糸井や福留が固めれば、2018年の打線は厚みが増しそうです。