阪神タイガースのエース、ランディ・メッセンジャー。
これまで無類の頑丈さでローテーションを守り続けてきたメッセ。
しかし、2017年はアクシデントにより骨折をしてしまうことに。
成績
登板 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 奪三振 | 奪三振率 |
22 | 143 | 2.39 | 11 | 5 | 0 | 0 | 155 | 9.76 |
キャリアハイペースも・・・
藤浪や岩貞がスランプの中、例年以上の頼もしさで先発陣の軸として奮闘したメッセンジャー。
来日8年目にしてキャリアハイを残そうかというほどのペースで、勝利を積み重ねました。
しかし8月10日の巨人戦、打球が右足を直撃し腓骨を骨折。
これまで当たり前のようにローテーションにいて、リーグトップクラスのイニングを消化してきた投手だけに、離脱をした時の衝撃は相当なものでした。
メッセの存在の大きさを改めて知ると同時に、故障しない選手などいないことを痛感した年になりました。
脅威の回復力と精神力
帰国をし、手術を受けたメッセ。
8月という時期もあり、普通ならその年のシーズンはもう治療のために静養するところです。
仮にメッセがそうしたとしても、誰も責めなかったでしょう。
しかしメッセは脅威の回復力と精神力で、なんとシーズン最終戦にカムバック。
規定投球回数にきっちりと届かせ、7連続奪三振の球団タイ記録のオマケ付き。
さらにCSでも、6回無失点の好投で勝利投手になりました。
故障しない選手などいません。
しかし、それでもやはりメッセンジャーは怪物です。
そしてこのエースとしての責任感は、若手にも大いに学んで欲しい所です。