前年よりも順調に数字を伸ばし、20本塁打を記録した中谷将大。
規定打席にも初到達し、飛躍の年になりました。
2018年、さらなる成長が期待される選手です。
成績
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
133 | .241 | 20 | 61 | 2 | .308 | .443 | .751 |
和製大砲
開幕こそスタメンを逃しましたが、高山や原口の不調もありシーズン途中から固定されるようになった中谷。
生え抜きでは2009年鳥谷、右打者では2006年浜中以来の20本塁打を放ちチームに貢献。
弾道の高いホームランも多く、待望の和製大砲が誕生しました。
外野守備も前年同様に安定しており、攻守両面で活躍をしてくれました。
また一塁も多く守りましたが、それほど不安な所もなく無難にこなしていたように思います。
ただ一方でまだ体を持て余しているというか、もっと打てるのではないか?と感じることもありました。
終盤はストレート打ちが課題となって、スタメンを外される試合が増えた中谷。
逆に言えば、伸びしろがまだまだ残されているということでもあります。
センター争い
ある程度の数字を残した中谷ですが、それでもレギュラー安泰というわけにはいきません。
センターは俊介が何かを掴んだような活躍を見せており、また一塁には大物助っ人のロサリオがいます。
中谷が開幕オーダーに名前を連ねるためには、俊介や高山とのセンター争いを制する必要があります。
ただ20本打った選手でもそういう状況になるのは、選手層が厚くなったことの裏返しでもあります。
2016年、2017年なら20本打った選手でも開幕オーダーから外れるかもというのは考えもしなかったことでしょう。
チームは確実に成長しています。
まだ25歳になったばかりの中谷。
それで20本を打ったのですから、やはり将来的には30本も期待したい所です。