2016年ドラフト1位大山悠輔。
長打力と対応力を兼ね備えた、将来の4番候補です。
2年目となる今シーズンは、「6番・サード」で開幕を迎えました。
成績
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | 得点圏 | OPS |
117 | .274 | 11 | 48 | 5 | .326 | .447 | .212 | .773 |
7月までは絶不調
初めて開幕スタメンに名を連ねた今シーズン。
その開幕戦では巨人のエース・菅野からライト方向にホームランを放ち、最高のスタートを切りました。
しかしその後は打撃不振に喘ぎ、4月・6月・7月は月間打率が2割にも届かず。
安定した送球で守備面では貢献していましたが、さすがにこれでは起用を続けるわけにもいかずスタメンを外れる試合も増えていきました。
逆方向への意識が強すぎたのかそれとも単純に振り遅れているのか、中盤までの大山はライト方向への凡打が多かった印象です。
9月に大爆発
不振に喘いでいた大山ですが、8月は月間打率.343を記録。
復調の兆しを見せると9月には大爆発し、16日のDeNA戦では1イニング2本塁打を含む6打数6安打3本塁打と狂ったように打ちます。
9月だけで本塁打は9本を数え、最終的には打率・本塁打・打点の主要三部門全てで前年を上回ることになりました。
大卒二年目の三塁手としては合格点、むしろかなり優れた成績と言えます。
もう少しコンスタントに打ってくれればなお良かったのですが、苦しかった時期があったからこそ9月に覚醒をしたのかもしれません。
何にせよ、2019年は主軸としての活躍が期待されます。
大砲タイプでありながら、守備でも破綻の無い大山。
そんな大山が主軸になってくれれば、チームにどっしりとした柱が出来ます。
1年でも早く、そういう存在になってくれることを願います。