ルーキーシーズンは、調子が上がってきた所で怪我で離脱となった糸原。
しかし2年目となる2018年は、全試合に出場。
前年より成績を大きくアップさせました。
成績
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | 得点圏 | OPS |
143 | .286 | 1 | 35 | 6 | .390 | .362 | .243 | .752 |
全試合出場
競争を勝ち抜き、開幕オーダーにショートとして名を連ねた糸原。
その後はサードを守ったりもしましたが、最終的にはセカンドに落ち着きました。
調子の波も少なく、打率は前年の.259から大幅アップ。
何よりも素晴らしいのは出塁率で、勝負を避けられやすいホームランバッターでないにも関わらず4割近い数値をマーク。
糸原の選球眼がいかに優れているかということを、物語っています。
開幕から最後まで試合に出続け、チーム唯一の全試合出場を達成。
期待していた若手がことごとく不振に陥った6月くらいまでは、阪神ファンの精神安定剤のような存在でした。
キャプテン就任
活躍が評価され、26歳でキャプテンを務めることになった糸原。
もちろんキャプテンだからといってレギュラーが保証される訳ではなく、二塁には上本という強力なライバルがいます。
2人とも選球眼が良いので、不調の時でもある程度試合に貢献できる選手。
ただ長打力では上本に分があり、故障が完治しているのなら走力も上本の方が上です。
一方で糸原のアドバンテージとなるのは、若さ。
打撃も守備も技術的もまだまだ伸びるはずなので、この春季キャンプでさらに成長して欲しいと思います。
2018年はポジションがいろいろ変わりましたが、セカンドに固定されるようになれば守備にも好影響が現れるでしょう。
上本とのレベルの高い競争を期待しています。
上位で大山・小野・才木を指名し糸原を5位で獲った2016年ドラフトは、今のところ大成功だったと言えます。