ロサリオの不振もあって、シーズン途中に阪神に入団をしたエフレン・ナバーロ。
広角にライナーを打てる、シュアなバッティングが特徴的な選手です。
そんなナバーロの2018年を振り返りたいと思います。
成績
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | 得点圏 | OPS |
66 | .276 | 3 | 25 | 0 | .342 | .374 | .309 | .717 |
日本の野球に対応
6月29日に一軍登録となり、以降66試合に起用されたナバーロ。
長打力には欠けますがライナー性の打球が多く、打率は.276とまずまずの数字を記録。
特に9月には月間打率.353を記録しており、日が経つに連れ日本の野球に慣れて来たことが伺えます。
ポジションは主に一塁を守り、そしてアメリカでは両翼の経験もあります。
阪神ではセンターで使われた試合もありましたが、さすがにお試し的な起用に留まり固定されることはありませんでした。
やはり基本は一塁で、外野で起用するなら左翼といった選手なのでしょう。
残留そして開幕スタメンへ
トータルの成績的には外国人選手としては微妙な所でしたが、阪神フロントは残留を決断。
2018年はロサリオに全幅の信頼を置いて他に外国人を用意していなかったことが裏目に出ましたので、後に獲得するマルテの保険的な意味もあったと思います。
そのマルテがどうやら出遅れそうな様子で、開幕カードに関してはナバーロが起用されることになりそう。
マルテの調整遅れは本意ではないにしろ、ナバーロを残したことが早速活きる形になりました。
長打力が必要と判断し、前年より体を大きくして来日にしたナバーロ。
オープン戦でも2本のホームランを放っています。
保険で残したつもりが、最終的にレギュラーになっている可能性も十分ありそうです。