2月1日より春季キャンプが始まる阪神タイガース。
宜野座が賑わうのはもちろん、多くの高校生スターが加入した今年は例年以上に安芸にも人が集まることが予想されます。
ここではキャンプの予習、そしてオフの補強の復習を兼ねて新たにチームの一員としてプレーをする14名の選手を紹介します。
ジョン・エドワーズ 苦難を乗り越えたセットアッパー候補
1988/1/8 196cm108kg 右投げ右打ち 背番号42
196cmの角度から平均150kmを超えるストレートと縦のスライダーを投げ込むセットアッパー候補。
メジャーでの登板数はそれほど多くないものの、投球回を上回る奪三振数を記録。
もちろんマイナーでの奪三振率も高く、7回もしくは8回を任せられることになりそう。
がんを克服した経験を持つ苦労人。
ジョー・ガンケル コマンドに優れた長身右腕
1991/12/30 196cm102kg 右投げ右打ち 背番号49
ゴロ率が高く、相手を打ち取る投球が特徴的な先発候補。
196cmの長身ながら制球力に優れており、安定した投球が期待できそう。
まだ28歳という年齢で、成長の余地も有り。
当面のチーム内ライバルは同じく先発候補となるガルシアか。
ロベルト・スアレス 161km右腕
1991/3/1 188cm95kg 右投げ右打ち 背番号75
ソフトバンク時代に161kmをマークした剛球右腕。
2016年は58試合に投げ、26ホールドを記録。
しかし2017年にトミー・ジョン手術を受けた影響で、出場機会が激減。
それでも昨年も159kmをマークしており、完全復活すればセットアッパーに割り込める可能性は十分。
ジャスティン・ボーア 長打力抜群の4番筆頭候補
1988/5/28 193cm122kg 右投げ左打ち 背番号41
新外国人の中でもファンの期待が最も高い4番候補。
メジャーでは通算559試合に出場し、92本塁打をマーク。
四球も選べており、左投手への対応次第ではかなりの成績が期待できそう。
イチローと神戸で自主トレを行った経験があり、すでに日本にある程度馴染んでいる点も高ポイント。
ジェリー・サンズ 韓国打点王
1987/9/28 193cm102kg 右投げ右打ち 背番号52
昨年韓国球界で打点王を獲得した右の大砲。
韓国では2019年より低反発球になり極端な打高が解消されたが、それでも.305 28本 113打点という数字を記録。
ボールが変わる前の2018年は25試合の出場で12本塁打をマーク。
1憶2千万という年俸からも、ボーアやマルテの保険ではなく枠を争える存在と位置付けられていることがうかがわれる。
中田賢一 通算100勝「暴れ馬」
1982/5/11 181cm82kg 右投げ右打ち 背番号20
ソフトバンクから無償トレードで獲得。
通算100勝の実績が有り、荒れ球を武器とする「暴れ馬」。
ピーク時より衰えてはいるものの、2019年にウエスタン最優秀防御率を獲得。
若手へのアドバイスにも期待。
西純矢 「高校BIG4」右のエース候補
2001/9/13 184cm88kg 右投げ右打ち 背番号15
最速154kmのストレートにキレの有る変化球を操る本格派投手。
完成度の高い将来のエース候補。
U18ではDHでも大暴れし、マウンドだけではなく打席で見るのも楽しみな存在になりそう。
当面は二軍で育成も夏ごろには昇格の可能性も。
井上広大 履正社の主砲
2001/8/12 187cm97kg 右投げ右打ち 背番号32
夏の甲子園を制覇した履正社高校の主砲。
決勝では奥川から3ランを記録。
すでにプロと混ぜても遜色ない体格をしており、スケール性十分。
もちろん将来の4番候補。
及川雅樹 「高校BIG4」左のエース候補
2001/4/18 183cm74kg 左投げ左打ち 背番号37
高校2年時から、佐々木・奥川・西と共に「高校BIG4」と称された左腕。
最速153kmの直球にキレのある縦横のスライダーを操り、高い奪三振能力を有する。
伸び悩みから最終的には3位という評価になったものの、ポテンシャルに疑いの余地なし。
将来的に西と左右の軸を形成することを期待。
遠藤成 強肩強打の遊撃手
2001/9/19 178cm84kg 右投げ左打ち 背番号45
高校通算45本塁打の遊撃手。
投手として145kmを記録した強肩はプロでも大きな武器になりそう。
まずは二軍で小幡など同ポジションの選手と切磋琢磨し、いずれは内野の一角を期待。
言動の端々に見られる気持ちの強さも魅力。
藤田健斗 梅野の後釜候補
2001/10/18 173cm73kg 右投げ右打ち 背番号59
バランスの良さが魅力の将来の正捕手候補。
スローイングタイムは1.8秒台~1.9秒台。
また高校時代は4番も務めており、通算23本塁打を記録。
プロでも攻守に貢献できる存在に。
小川一平 宝刀「パワーチェンジ」
1997/6/3 182cm80kg 右投げ右打ち 背番号66
熊本地震や他部員の不祥事による影響で、十分なキャリアを積めなかった不運の右腕。
しかしその能力は高く評価されており、本指名での入団を果たす。
しなやかな投球フォームから最速149kmの速球を投げ込む。
決め球は通常のチェンジアップよりも速い「パワーチェンジ」。
小野寺暖 関西六大学MVP
1998/3/17 183cm82kg 右投げ右打ち 背番号127
指名直後の会見で涙を流したのが話題となった外野手。
当初は育成評価による悔し涙だと報道されたが、後に嬉し涙だったと告白。
関西六大学野球でMVPを2度獲得した実力者。
まずは支配下登録を目指す。
奥山皓太 アスリート系外野手
1997/9/3 186cm93kg 右投げ右打ち 背番号128
身体能力の高い大型のアスリート系外野手。
50m走5秒8の俊足と遠投120mの強肩を併せ持つ。
怪我を機に大学入学後に投手から外野手に転向しており、伸びしろは十分。
小野寺同様、まずは支配下を勝ち取る。