メジャー通算30本、ジェフリー・マルテ。
パワーだけではなく、うかつに振り回さない冷静さも持ち合わせてる助っ人外国人です。
その来日1年目のシーズンを振り返りたいと思います。
成績
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | 得点圏 | OPS | BB/K |
105 | .284 | 12 | 49 | 0 | .381 | .444 | .225 | .825 | 0.70 |
高出塁率でチームに貢献
4番候補として期待されたものの、3月に右足を痛めてしまい開幕には間に合わなかったマルテ。
一軍に上がって来たのは、ゴールデンウィークの頃でした。
遅れを取り戻すように、5月は5本塁打と持ち前のパワーを発揮。
その後は本塁打ペースは落ちましたが、打率はむしろ安定していきます。
その打率よりも1割高い出塁率が示すように、ボール球を無暗に振り回さず、打てない日でも四球でチームに貢献。
スランプらしいスランプもなく、終盤は大山の代わりに4番にも起用されました。
9月下旬に左足を痛め大事な時期にチームを離れることになりましたが、この選手の獲得なくしてAクラス入りはあり得なかったでしょう。
それだけに、開幕の出遅れが惜しまれます。
今シーズンは、アメリカでも経験があるサードにコンバートされることになったマルテ。
規定打席に立つほど試合に出続ければ、20本塁打は決して遠い数字ではないはず。
そのためにも、怪我なくシーズンを乗り切って欲しいと思います。