2018年オフ、中日から阪神に移籍をしたオネルキ・ガルシア。
中日時代は13勝を挙げており、左のエース候補として期待されました。
そんなガルシアの2019年を振り返りたいと思います。
成績
登板 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 奪三振 | 奪三振率 | WHIP | K/BB |
21 | 103.2 | 4.69 | 6 | 8 | 0 | 0 | 79 | 6.86 | 1.57 | 1.98 |
先発としては物足りず…
左肩の違和感で出遅れたものの、どうにか開幕には間に合ったガルシア。
しかし初登板から炎上が続き、早々に二軍落ちをしました。
再昇格した5月26日のDeNA戦では完封勝利をするも、結局先発としては3勝に終わりました。
どちらかというと打たせて取るタイプだけに土のグラウンドである甲子園に移ったことや、中日野手陣との守備力の差も影響したでしょう。
ただそれを差し引いても、当初の期待からは物足りない結果に終わりました。
中継ぎとしてCS進出に貢献
矢野監督の方針により、CS争いが佳境になっていた9月下旬からはリリーフに転向したガルシア。
この采配が功を奏し、ガルシアは救援登板した3試合全てで勝利をマークしました。
先発18試合で3勝だった投手が救援3試合で3勝するわけですから、野球というのはわからないものです。
ガルシアの土壇場での働きは、チームのCS進出を大きく手繰り寄せました。
また性格面も非常に明るく、チームを盛り上げていた姿が印象的です。
残留となり、今年もまずは先発として調整をしているガルシア。
練習試合での投球を見る限りは、去年よりも状態は良さそうです。
いざという時はリリーフでいけることがわかったのも、チームにとってもガルシアにとっても大きなプラスとなるでしょう。