移籍初年度から二桁勝利をマークし、阪神タイガースのエースに君臨した西勇輝。
2年目となる2020年は、さらにその投球が進化。
勝ち星、防御率共に前年を上回る活躍を見せました。
成績
登板 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 奪三振 | 奪三振率 | 与四球率 | WHIP |
21 | 147.2 | 2.26 | 11 | 5 | 0 | 0 | 115 | 7.01 | 1.71 | 0.98 |
前年以上の超安定感!
前年の活躍を受けて、開幕投手に選ばれた西勇。
6回を1失点に抑えさらに菅野からホームランとタイムリーを放つも、勝ち星はつきませんでした。
その後も序盤はなかなか勝ちに恵まれませんでしたが、投球内容は常に安定をしていました。
QS率は7月までは100%で、シーズントータルでも81%を記録。
これは大野や菅野、千賀をも上回る12球団ナンバーワンの数字です。
シーズンが進むに連れ勝ち星のペースも上がっていき、最終的には11勝をマーク。
120試合制にも関わらず前年の10勝を上回り、1人で6つの貯金を作りました。
また本人がこだわっているイニング数でも12球団2位の147.2回を記録し、リリーフ陣の負担を軽減してくれました。
その貢献は絶大です。
移籍初年度から、下の世代を引っ張る姿勢を見せていた西勇。
球児・能見が抜けた2021年は、投手陣のリーダーとしての役割がますます期待されます。
大物外国人の加入や藤浪の先発再挑戦により熾烈を極めるローテ争いですが、開幕オーダーに西勇の名前が刻まれることだけは確実でしょう。