プロ入り4年間で42勝を挙げた藤浪晋太郎。
しかしその後はスランプに陥り、2019年は僅か1試合の登板に終わりました。
そんな藤浪の2020年を振り返ります。
成績
登板 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 奪三振 | 奪三振率 | 与四球率 | WHIP |
24 | 76.1 | 4.01 | 1 | 6 | 0 | 7 | 85 | 10.02 | 4.72 | 1.45 |
2年ぶりの勝ち星をマークも…
開幕は二軍でスタートし、昇格は7月23日となった藤浪。
昇格当初は先発として起用されましたが、なかなか勝ちが付きませんでした。
ようやく2年ぶりの勝ち星を挙げたのは、昇格から一ヶ月経った8月21日のこと。
投手にとっては勝ちは何よりも良薬と言いますが、波には乗れず9月14日に登録抹消となりました。
状態自体は前年よりも明らかに良化していましたが、復活にまでは至りませんでした。
リリーフで躍動!自己最速を更新
9月26日に再昇格をした藤浪。
これまでの先発ではなく、コロナ渦で手薄になったリリーフとしての昇格でした。
しかしこれがハマり、リミッターが外れたかのように剛球を連発。
10月19日には自己最速、そして球団最速となる162kmをマークしました。
守護神スアレスとの160kmコンビは他球団の脅威となり、岩崎・岩貞・馬場が抜けたリリーフ陣を見事にカバーしました。
安定感もあり、リリーフとしての防御率は2.35を記録。
これで何かを掴んだのか、先発に復帰した終盤の3試合はいずれも自責0に抑えています。
今春のキャンプでは、どこか自信が漲っている藤浪。
ファンが待ち望んだ姿を、今年は見せてくれそうな期待感があります。
2020年はリリーフとして通用することを証明しましたが、やはりこの選手にはエースになって欲しいと思います。