ルーキーイヤーとなる昨年に5本塁打を放ち、レギュラー定着が期待された江越大賀。
しかし、それを実現することは出来ませんでした。
好調時は物凄い選手なだけに、もどかしさが残ります。
成績
試合 72
打率 .209(191-40)
本塁打 7
打点 20
盗塁 4
出塁率 .284
長打率 .361
驚異の4試合連続本塁打も・・・
今シーズンの江越は、何と言っても4月に記録をした4試合連続本塁打が光ります。
高山の加入と横田の台頭により開幕スタメンこそ逃しましたが、その遅れを取り戻すには十分過ぎるほどの活躍でした。
しかしそれ以降は調子が落ちていき、5月初旬には二軍落ち。
再登録をされた時期もありましたが、レギュラーを奪うことは出来ませんでした。
好不調の波が極端で、そして不調時が長い所が江越の弱点と言えるでしょう。
三振が多く、コンタクト能力の低さも改善をする必要があります。
ただフルスイングは江越の良さなので、長所を失わずに打率を上げていって貰いたいと思います。
2軍でも振るわず
江越の2軍成績を見ると、189打席で打率は.206。
またホームランは4本と、2軍成績に関しては去年よりも下降をしています。
この秋行われていたフェニックスリーグでも、打率は1割台。
プロに入れば誰でもぶつかる壁が今、江越の眼前に来ているのでしょう。
乗り越えてステップアップをするか、それとも押し返されてしまうのか。
守備範囲が広く足も使えるだけに守備固めや代走要員にはなれるでしょうが、サブで起用をするにはあまりにも惜しい存在です。
ボールを遠くに飛ばせて、足が速く、肩も強い。
そのスケール性を、来年こそシーズンを通して見せることが出来るか。
入団当初に掲げていた3割30本30盗塁という目標を、いつかは叶えて欲しいと思います。