2016年オフからスイッチに取り組んだ前田大和。
30近くになってからのスイッチ挑戦は、普通ならばあり得ないことです。
しかし、大和は見事にモノにしてみせました。
成績
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
100 | .280 | 1 | 16 | 2 | .331 | .319 | .650 |
スイッチ成功!
打撃を課題としていた大和ですが、スイッチが功を奏したことにより打率が上昇。
守備の良いショートというだけでも価値があるわけですから、.280というのは十分な数字です。
また右打席時は.287、左打席時は.276と左右による違いもほとんどありません。
スイッチ転向は大成功。
誰もがそう認めざるを得ない結果を残してくれました。
守備力は健在
セカンドやセンターも高いレベルで守れる大和ですが、今年は北條の不調もありショートを守る試合が多くなりました。
鳥谷がいたため1軍ではあまりショートを守ることがなかった大和ですが、元々の正ポジションだけにその守備力は健在。
広い守備範囲、流れるようなフットワーク、ボールを捕ってから投げるまでの早さ。
大和がいるだけで、内野の安心感は違います。
怪我で離脱をした時期もありましたが、チームへの貢献度は野手でもトップレベルでしょう。
今年、FA権を取得した大和。
長年頑張って掴んだ権利なのですからどう使おうと選手の自由なのですが、球団には最大限の誠意で引き留めてほしい所です。
阪神に残ることを選んでくれるのであれば、2018年も数々の好プレーでチームを助けてくれるでしょう。