2016年は苦難の1年を過ごした鳥谷敬。
しかし2017年は安定感のある打撃を取り戻し、2000本安打も達成しました。
連続試合出場も依然として継続中です。
成績
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
143 | .293 | 4 | 41 | 8 | .390 | .377 | .767 |
6番サード鳥谷
シーズンの大部分を、6番サードとして過ごした鳥谷。
オープン戦や序盤は守備に不安な面もありましたが、少しずつサードというポジションに慣れてきた様子で、シーズンが終わる頃にはすっかり馴染みました。
守備範囲が広いというわけではないのですが、ボールの捌き方はさすがです。
また打つ方ではコンスタントにヒットを打ち続け、自身の平均アベレージを上回る.293を記録。
絶不調だった2016年でさえ健在だった選球眼も相変わらずで、出塁率もチームトップの.390をマーク。
復活を印象付ける1年となりました。
フェイスマスクで出場
5月に顔面死球を受け、鼻骨を折ってしまった鳥谷。
普通ならば休んで当然、登録抹消となっても不思議ではない怪我です。
しかし鳥谷はフェイスマスクを付けながら出場を続け、その姿は大きな話題を呼びました。
あのような姿になっても試合に出続けるのは、12球団でも鳥谷くらいでしょう。
試合に出るのは鳥谷にとって当たり前。
2000本安打と同じくらい、2017年鳥谷を象徴する出来事になりました。
2016年の不調から、よくここまで持ち直してくれました。
ただ本来のポジションがサードである大山が大器の片鱗を見せており、鳥谷とて競争と無縁というわけにはいかないでしょう。
ついに名球界入りとなった虎のスターと若手大砲による、高いレベルの競争を期待しています。