前年に10勝を挙げ、大きく飛躍をした岩貞佑太。
左腕エースとして期待された2017年ですが、実質2年目の壁にぶつかり成績を大きく落としてしまうことになりました。
藤浪と共に、2018年先発ローテーションの鍵を握る存在です。
成績
登板 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 奪三振 | 奪三振率 |
18 | 98 | 4.96 | 5 | 10 | 0 | 0 | 93 | 8.54 |
ローテーションを守れず
前年と比べて、打ち込まれるシーンが大幅に増えた岩貞。
それは数字も現われ、4.96という5点台に迫るほどの防御率でシーズンを終了しました。
1イニング5与四球という不名誉な記録も作ってしまい、試合中に強制送還されたことも。
10勝を挙げたことで研究された部分もあるでしょうが、それ以上に岩貞自身が窮屈なピッチングをしていたような・・・。
前年のような躍動感を失っているように見えました。
2018年は、2016年の活躍がフロックではないことを証明する重要なシーズンになります。
復活への期待
2018年の阪神のローテーションで確定していると言えるのは、メッセと秋山だけ。
若手の成長やドラフト1位の馬場に期待したい所ですが、仮にローテ6枠の内4枠が実績のない選手で埋まるとそれはそれで不安が残ります。
ここはやはり藤浪、そして岩貞といった二桁勝利経験者に4番手までをガッチリと固めて欲しい所。
メッセ・秋山・藤浪・岩貞の4人が軸となれれば、2005年以来の優勝も現実味を帯びたものとなります。
このオフ、新フォームに挑戦をしている岩貞。
まだ実践でしっくり来ない部分もあるようですが、開幕までにしっかりと調整してくれることを期待しています。