2016年は先発投手として開幕を迎え、シーズン途中からリリーフに転向した藤川球児。
結果論の所もありますが、やはり先発よりもリリーフに向いていることがわかりました。
それも踏まえて2017年は開幕からリリーフで起用され、最後まで結果を残し続けてくれました。
成績
登板 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 奪三振 | 奪三振率 |
52 | 56 2/3 | 2.22 | 3 | 0 | 0 | 6 | 71 | 11.28 |
自分の仕事に徹したシーズン
登板52に対し、ホールドはわずかに6。
この数字からもわかるように、2017年の球児はいわゆる勝ちパターンの一員というわけではありませんでした。
しかし防御率2.22という数字からもわかるように、その安定感は彼らに全く引けを取りません。
ビハインドの試合でも若手が投げるような場面でも仕事に徹し、シーズンを全うしてくれました。
またその年齢や経験からブルペンの支柱のような存在でもあり、数字に見えない部分でも大いに貢献していたことが伺えます。
奪三振率11.28
今の球児は、ピーク時と比べていると明らかに球速は落ちています。
にも関わらず、奪三振率は脅威の11.28。
球界屈指のノビを誇る球質はいまだに健在で、三振の山を築いてくれました。
犠牲フライすら許されない場面に投入されることもあるリリーフにとって、この奪三振率は大きな武器。
藤川球児ここに有りという所を示してくれたシーズンでした。
球児と言えば、松坂世代の1人でもあります。
同期が次々にユニフォームを脱ぐ中、彼はどこまでその勇姿を見せ続けてくれるのか。
この選手がいる間に、もう一度優勝して欲しいものです。